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【迷家-マヨイガ-】第12話「ナナキは心の鏡」ネタバレ感想

公開日: : 2016年春アニメ

「迷家」12話見ました!

以下ネタバレ注意

【迷家-マヨイガ-】第12話「ナナキは心の鏡」ネタバレ感想

前回はこれどうすんだって思ってたけどなんとか(?)まとめてきました。
テンポのよい説明口調で事態が収束に向かってくのは「ソードマスターヤマト」っぽくも見えたけど、その粗さ、雑さは今回に始まったことではないので笑って見過ごします。
颯斗の婆ナナキと光宗のペンギンナナキでバトルみたいな展開になったら色んな意味で終わってたと思うけどさすがにそれはやってきませんでしたね。

でも説明や解決が強引になったところは開き直ってネタっぽく見せてて、そこは水島監督匠の業でした。
実際のシーンを例に挙げて解説していきたいと思います。

ジャックと氷結、ネタっぽく描かれる

mayoiga

例えば上のシーン。
ジャック達を返り討ちにしたヴァルカナが二人を運んでくるのですが、これ台車に乗せる必要あるんですかね?
逃げられないように足を縛ってるなら台車で運ぶしかないけど、普通に歩かせればよくないか…?
絵がシュールすぎて笑いました。

いくら二人が子どもだからとはいえ刃物を持って人質も取っていた状態からどうやって逆転したかも気になります。
こはるんは参加者を刺激することが目的だったので本当に殺すようには指示していなくて、非情になり切れない内に結局取り押さえられたって感じかな。
それでもジャックはためらいなく相手を殺しそうな雰囲気があるので刺すんじゃないかと思ってましたが。

ジャックに救いはあったのか?

ジャックがそういう雰囲気を出してたのはおそらく制作側があえてやってたんじゃないでしょうか。
無口で目つきが悪くて何を考えてるか分からない=やばい奴というレッテル。
そんな風に誤解されてきたのがジャックというキャラクターなんです(少なくとも自分はそう見てました)。
彼が同級生を刺したのにもおそらく理由があったけど、周囲の人間は「人を刺したやばい奴」扱いで彼の話を聞いてあげなかったのではないかなと思います。

こはるんはそんなジャックを利用していたとはいえ、しっかりと彼を理解しようとしたから信頼を得られたのでしょう。
こはるんが現れたときにパッと顔が明るくなったジャックの表情は年相応の子どもに見えました。
たぶんそれがジャックの本来の顔で、いびつな関係ながらも彼が理解者を見つけて救われたということが描かれてたのはよかったです(悪い人に利用されたり宗教にハマるパターンなのでその素直さは危ういなーとも思いましたが…)。

jack

序盤から行方不明なうえほとんど喋らないのでツアー参加者に理解されなかった彼ですが、今回で非常によく喋っていました。
セリフがたくさんあったって意味じゃなくて、表情や仕草から彼の本来の姿を連想させそこに救いまで描いてあったという意味で。
こんなネタみたいな1シーンでセリフを使わずにここまでキャラを喋らせるという演出に脱帽です。

氷結やヴァルカナがこはるんに惹かれてしまったのは、彼女が相手の話を聞いて理解することができる人物だったからだと思います。
本人もそうした距離の縮め方の効果を知っていたから、それを利用したり悪い方へ誘導してしまったけど根はいい人なんでしょう。
そんなこはるんのせめてもの罪滅ぼしと、共に残ることを決めたこはるん親衛隊(笑)は決して現実から逃げたようには見えません。
これも一つの答えなんですね。

ナナキ村を離れるか残るか

ラスト数分で描かれたツアー参加者の選択。
たぶんこの作品で一番描きたかったのってここだったんだと思います。

「皆それぞれのトラウマに向き合って現実に戻ろう」ではなく、「逃げたっていいじゃないか」という人が出てきたのは面白かった。
先ほど書いたようにこはるんやヴァルカナの選択が逃げのようには見えないし、逆に美影は現実に逃げ帰ったようにも見えます。
だるいし面倒だから残りますって人もいれば、ミリタリーコンビはどっちも面倒だけどまだ現実の方がいいかなーくらいの動機で選択していました。
皆最初は現実が嫌で逃げてきたけど、生身の人間が大勢でコミュニティを作ればそこは立派な社会で現実なんですよね。

30人いれば答えがバラバラになるのは当たり前だし、村に残るのと現実に戻るのではどっちが逃げてるかってことも一概に言えません。
「人それぞれだから」を着地点にするとそれ自体が逃げてるように見えるという皮肉…は置いといて実際水島監督が描こうとしてたのってこういうことだったんじゃないでしょうか。

「迷家」全体を通しての感想

残された伏線、考察とかは正直する気も起こらなくて、最後の選択がしっかり描かれていたのでそれで満足してしまいました。
だいぶ好意的に感想書いたつもりだけど、世間では滅茶苦茶叩かれてそうですね。
というわけで2chとか解禁して今回の評判見てみようと思います。

ちなみに自分が一番ぐっときたシーンは別れの際、ナンコ探偵団が抱き合ってたところです。
リオンがナンコたちに救われたように、ナンコもまた二人に救われていた、そんな絆を思わせるシーンにドラマを感じました。
明らかにキャラを掘り下げる時間が足りてなかったけど、あえて描きすぎないようにすることで視聴者に解釈を委ねる高度なテクニックだった、とここも好意的に解釈。
実際それを狙ってそれっぽい描写だけ散りばめているようにも感じたので。
そう、作品の受け止め方も「人それぞれ」。

便利な言葉だなぁ…。

take

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